2010年12月29日

恩師の死

一昨日、高校時代のラグビー部のコーチが亡くなられたという訃報が入った。


100年を数える名門クラブにおいて、御自身もプレーヤーとして活躍され、指導者としても最後の花園出場をなしえた名伯楽だった。


私はバックスだったので、あまり技術的な直接指導は受けてないがフォワードのメンバーは鬼の指導でいつも泣かされていた。


みなオッサンになり、OBになっても集まれば必ず名前の出る、愛されたキャラクターだった。

今でも岩倉のグランドに立つと愛犬をつれ、年中サンダルでタバコをくゆらせながら私の同期の屈強な巨漢たちをシバきあげる白髪鬼の勇姿が目に浮かぶ。


あんなに熱い指導者、今の世の中に何人いるだろうか?

彼が直接鍛えたラガーマンたちが、卒業したあともいまなお助け合い、絆を保ち商売をしていることだけが、私が報告出来る唯一の誇りか。

本当にお疲れ様でした。慎んでご冥福をお祈りします。
  


Posted by Hamanaka at 11:32Comments(0)日記